内分泌疾患
内分泌疾患という言葉を耳にしても、具体的にどのような病気なのかイメージが湧きにくいかもしれません。私たちの体の中では、ホルモンと呼ばれる多くの物質が作られており、血液に乗って全身に運ばれています。このホルモンは、体の成長や代謝、生殖、ストレスへの反応など、生きていくために欠かせない様々な機能を調節するメッセンジャーのような役割を果たしています。内分泌疾患とは、この大切なホルモンのバランスが崩れてしまう病気のことです。ホルモンが出すぎたり、逆に足りなくなったりすることで、全身に多様な症状が現れます。ホームタウンクリニック国分寺では、日本内分泌学会認定の内分泌代謝科専門医である院長をはじめ、専門的な知識を持つ医師が、皆様の「なんとなく体がだるい」「やる気が出ない」といった言葉にしにくい不調の裏に隠れた内分泌疾患を丁寧に診断いたします。国分寺駅から徒歩3分の立地にあり、平日は夜20時まで、土日も診療を行っておりますので、お忙しい方でも無理なく通院していただけます。私たちは、患者さんがご自身の体の変化に「気づき」、納得して治療に取り組めるよう、対話を重視した質の高い医療を提供することをお約束します。
内分泌疾患で診る症状
内分泌疾患の症状は、その原因となるホルモンの種類によって非常に多岐にわたります。特徴的なのは、特定の臓器だけでなく全身に症状が出やすいことや、更年期障害、自律神経失調症、あるいは単なる疲れと間違われやすい点です。当院では、以下のような症状でお悩みの方の診療を積極的に行っています。
体重や食欲の急激な変化
しっかり食べているのに体重が減っていく、あるいは逆に、食べる量は変わらないのに短期間で急に太ってしまったという場合は、甲状腺ホルモンなどの異常が疑われます。代謝をコントロールするホルモンのバランスが崩れると、自分の意思とは関係なく体重が変動することがあります。
強いだるさや疲れやすさ
十分な睡眠をとっているはずなのに、朝から体が重くて動けない、階段を上るだけで息切れがするといった症状も内分泌疾患でよく見られます。これは副腎から出るホルモンが不足していたり、甲状腺の機能が低下していたりする場合に起こりやすい現象です。
動悸や指先の震え
じっとしているのに心臓がドキドキする、手指が細かく震える、以前より汗をかきやすくなったといった症状は、甲状腺機能亢進症などでよく認められます。精神的な緊張によるものと考えられがちですが、ホルモンの過剰分泌が原因であることも少なくありません。
首の腫れや違和感
鏡を見たときにのど仏の下あたりが膨らんでいるように見える、あるいは物を飲み込むときに違和感がある場合は、甲状腺が腫れている可能性があります。痛みがない場合も多いため、ご自身で気づかずにご家族に指摘されて受診される患者さんもいらっしゃいます。
血圧の異常やむくみ
一般的な高血圧の治療を続けていてもなかなか血圧が下がらない場合、ホルモンの異常による二次性高血圧が隠れていることがあります。また、顔や足がひどくむくむ、皮膚が乾燥するといった症状も内分泌疾患のサインであることがあります。
内分泌疾患で診る病気
内分泌疾患には多くの種類がありますが、当院では特に頻度の高い甲状腺疾患を中心に、副腎や下垂体の病気についても幅広く診療しています。
甲状腺の病気
甲状腺は首の付け根にある小さな臓器ですが、ここから分泌される甲状腺ホルモンは全身の代謝を活発にする重要な役割を持っています。
- バセドウ病・・甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気です。動悸、体重減少、眼球突出などの症状が出ることがあります。
- 橋本病(慢性甲状腺炎)・・甲状腺の機能が低下し、ホルモンが不足する病気です。むくみ、寒がり、無気力、便秘などが現れやすくなります。
- 甲状腺腫瘍・・甲状腺の中に「しこり」ができる病気です。良性のものが多いですが、中には悪性の場合もあるため、超音波検査による定期的な確認が欠かせません。
副腎の病気
副腎は腎臓の上にある小さな臓器で、血圧の維持やストレスへの対応に関わるホルモンを作っています。
- 原発性アルドステロン症・・血圧を上げるホルモンが過剰に出ることで、高血圧や低カリウム血症を引き起こします。通常の高血圧として見過ごされやすいですが、適切な治療で血圧が劇的に改善することも多い病気です。
- クッシング症候群・・ステロイドホルモンが過剰になり、顔が丸くなる(満月様顔貌)、お腹周りに脂肪がつく、骨が弱くなるといった症状が現れます。
下垂体の病気
脳の底部にある下垂体は、他の内分泌器官に命令を出す司令塔のような役割をしています。ここに異常が起きると、成長ホルモンの異常による先端巨大症や、乳汁分泌ホルモンが過剰になるプロラクチノーマなどの病気が起こります。視野が狭くなるといった眼の症状で発見されることもあります。
内分泌疾患に関する検査
内分泌疾患の診断には、血液検査によるホルモン値の測定が不可欠です。当院では患者さんの負担を軽減し、迅速に治療方針を決定するために、検査体制を整えています。
血液検査と迅速診断
ホルモンバランスを正確に把握するために、精密な採血検査を行います。ホームタウンクリニック国分寺では、HbA1cやCRPなどの数値をその日のうちに算出できる最新機器を導入しています。甲状腺ホルモンなどの特殊な検査項目についても、可能な限りスピーディーに結果をお伝えできる体制を構築しています。
超音波(エコー)検査
主に甲状腺の形や大きさを調べたり、腫瘍(しこり)がないかを確認したりするために行います。痛みはなく、リアルタイムで内部の状態を詳しく観察できる非常に有用な検査です。当院では専門医が丁寧にエコー検査を行い、異常の早期発見に努めています。
尿検査
副腎の病気などが疑われる場合、尿中に排出されるホルモンの量を測定することがあります。これにより、血液検査だけでは判断しにくい微妙なホルモンの変動を捉えることが可能になります。
内分泌疾患についてのよくある質問
Q1. ホルモンの病気は一生薬を飲み続けなければなりませんか?
A1. 病気の種類や状態によって異なります。例えば、バセドウ病のように治療によってホルモンバランスが安定し、薬を卒業できるケースもあれば、橋本病などでホルモンが全く作られなくなった場合には、足りない分を補うために長く飲み続ける必要があるケースもあります。大切なのは、ホルモン値を適切な範囲にコントロールして、健康な人と変わらない生活を送ることです。
Q2. 甲状腺の病気は遺伝しますか?
A2. 甲状腺の病気そのものが直接遺伝するわけではありませんが、体質として「甲状腺の病気になりやすい傾向」が受け継がれることはあります。ご家族に甲状腺疾患の方がいらっしゃる場合は、一度検査を受けておくと安心です。特に女性に多い病気ですので、気になる症状があればお気軽にご相談ください。
Q3. 食事で気をつけることはありますか?
A3. 甲状腺疾患の種類によっては、海藻類などに多く含まれるヨード(ヨウ素)の摂取を控える必要がある時期もあります。しかし、自己判断で極端な食事制限を行うと、かえってバランスを崩す原因にもなります。当院では医師が病状に合わせて、日常生活での注意点をわかりやすくアドバイスいたします。
当院の内分泌疾患診療について
ホームタウンクリニック国分寺では、内分泌疾患の診療において、専門性と親しみやすさの両立を何よりも大切にしています。院長は長年、多摩総合医療センターなどで内分泌代謝・糖尿病の専門的な診療に従事し、数多くの症例を経験してまいりました。その経験を活かし、大学病院レベルの質の高い医療を、国分寺という身近な地域のクリニックで提供することを目指しています。
内分泌疾患、特に甲状腺の病気は女性に多く見られます。当院には内分泌代謝内科に精通した女性医師である副院長も在籍しており、同性ならではの視点で、デリケートな悩みや体調の変化に親身に寄り添った診療を行っております。「更年期のせいだと思っていたら甲状腺の病気だった」ということも珍しくありません。私たちは、患者さんの小さなつぶやきにも耳を傾け、適切な検査を通じて不調の原因を突き止めていきます。
また、当院では患者さんの「納得」を重視しています。ホルモンの病気は長くお付き合いが必要なことも多いため、現在の状態や今後の見通しについて、図や資料を用いながら平易な言葉で説明するよう心がけています。もし、高度な検査や手術、入院が必要と判断した場合には、これまで培ってきたネットワークを活かし、多摩総合医療センターをはじめとした高度医療機関へスムーズにご紹介できる病診連携体制を整えています。国分寺駅南口から徒歩3分の通いやすい環境で、平日は夜20時まで、そして土日も診療しておりますので、お仕事や家事でお忙しい方も、どうぞ安心してお越しください。私たちは、皆様が健康で自分らしい毎日を過ごせるよう、内分泌の専門家として全力でサポートさせていただきます。
